運輸安全マネジメントの更新をしました
平成18年から貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律が施 行され、トラック事業者の経営トップから現場の運転者まで一丸となって安全 性の向上を図り、企業全体に安全意識を浸透させる「運輸安全マネジメント」 が導入されています。すべての事業者が安全性向上のための計画を作成 して実施し、その効果を評価し、改善ポイントを整理しさらに改善計画を実施 するという取り組みを行い、常に輸送の安全のレベルアップを図ろうとするも のです。
正直なところ前期には、私どもの事業所内においては運行中の接触事故が3件発生し、そのうち2件は過失があるものの幸い人身にかかわる事故には至りませんでしたが、1000日間連続無事故の目標が目前で達成できませんでした。トレーニングや研修・勉強会の機会を設け実施し続ける中で「自分から事故は起こさない」などと各々の気持ちの中で「慢心」になっていたのだと思います。
健康状態が良くない状態で起きた事故は全件数3件中3件。普段から把握・理解している軽度の症状が積み重なり原因となったもの。風邪のひき始めだと思っていたが運行中に症状が悪化したタイミングでの接触などがあり、このような交通事故の発生を防止するためには運転者と管理者が共に「健康管理の重要性」に重点を置いた取り組みを行うことを改めて見つめなおし、「十分な休息時間が取れる運行計画の作成と開示を行う」「退社後にはしっかりと休息時間を確保しよう」「運行時間(拘束時間)を無駄に使わない」「輸送中であっても勇気をもって自ずから車両を停車させ休息を取り込む」ことや「運転者と管理者が共に運転者自身の健康状態の把握と維持及び改善を行う」と目標達成のための計画・取り組みを決めました。
また、「走行中の喫煙は前方不注意につながるため、運転中の喫煙を控えよう」いう意見もあがり、健康意識をもった安全な運転操作に繋がる心構えや「学習意識の継続」に務めていこうと全社員を対象に意見が交わされました。
2020年07月06日 15:30